2012年01月16日

魂の重さ

またちょっとひとりよがりな、変わった内容の記事になりますが(^-^;



かなり昔の話ですが。とあるテレビ番組で魂に重量はあるのか?みたいな内容だったと思いますがやっていたのを。



またしょうもないネタやなぁと聞き流した記憶があります。まさか自分が魂の重さについて考える事になるとはつゆ知らずに。



実は先週実家の飼い猫が天国に帰りました。小さな頃に弟がまた野良猫を拾って来て、俺が世話せな死んでしまうと暫くは一生懸命店で世話してたのですが。いつものパターンでいつの間にか私に懐いて私が世話しないかんように(^-^;



ビルのオーナーがかわり、テナントさんが入って来ると言うので。野良猫を飼うのなら家に連れて帰ってくれないと困ると言われましたので。実家に連れ帰り。



未熟児で障害のある猫にしては12年の生涯は十分長生きだと思います。



この何週間か前から段々と食べなくなり、じーっとしてる時間が長くなっていました。



帰宅すると毎日二階に駆け上がり、あーまだ生きてたと膝に抱いてはさすってました。



ところが死ぬ前の夜にひょいっと抱えると、何か綿みたいに軽くて。あれっどうしたん?と目やにを拭いてやったりしてますと。トンと膝からおりて、ミルクをごくごくと飲んだので。あっまだ大丈夫だなと。



母親も次の朝部屋を覗いてちびと呼ぶとにゃおと鳴いて立ち上がり水を飲みに行ったとかで。



後にして思えばあれは私らを心配させまいと、最後の力を振り絞っていたのかもしれません。



その日遅くに帰宅すると、部屋の隅でもう冷たくなっていました。



魂が抜けた体の軽かったのを未だに感触として残っています。そりゃもう何日も食べてないんですから軽いのは当たり前なんですが。



わかる方にはきっとわかって頂ける話だとは思います。



幸せだったかは本人じゃないとわかりませんが。私は幸せでした。帰宅してちびのえさとミルクを用意しなくて良いのが、何か手持ちぶさたなこの何日間かです。  続きを読む


Posted by ヒゲ専務 at 16:14Comments(10)